【一級建築士 学科Ⅴ】施工計画は「ハンコが先」|サンカク、現場監督になる(アニメ)
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一級建築士・学科Ⅴ(施工)の「施工計画」で毎年問われる書類の手順を、アニメで覚える回の記事版です。今日から現場監督の新人・サンカクと、ベテランの監理者・メジャーが、1棟の建物を着工から完成まで進めます(登場人物・現場はフィクション)。
アニメでも解説しています。
監理者とは、建築主の側に立って、工事が図面どおりかを確かめる人のことです。
着工前:書類は「提出」と「承諾」の2種類
- 提出:渡すだけ(旅行のしおりを配る)
- 承諾:中身を見てハンコを押す(行き先の変更に親のオーケーが要る)
書類ごとに分けると次のとおりです。
- 総合施工計画書(工事全体の計画書):提出
- 工種別施工計画書(工事の種類ごとの計画書):提出
- 実施工程表(工事のスケジュール表):承諾
- 品質計画:承諾
- 施工図・製作図(工場で作る部材の図):承諾
施工計画書は提出ですが、中の品質計画の部分だけは承諾が要ります。令和元年と令和3年に正しい肢として出ています。
3か月目:工程表の変更は「ハンコが先」
設計の変更で工程表を直すことになったとき、「工事を止めたくないので、進めながら並行してハンコをもらう」のは誤りです。
- 工程表は直ちに直す
- その部分の工事に先立って承諾を受ける
「変更部分の施工と並行して承認」は平成27年・令和元年に出て、2回とも誤りの肢でした。「施工に先立ち承諾」は令和4年・令和8年に出て、2回とも正しい肢です。
地震の翌朝:クレーンの点検
- 中震以上の地震の後は、作業の前に点検(震度4そのものも入る)
- 瞬間風速が毎秒30mを超える風の後も、作業の前に点検
「中震なら点検を省略できる」は、平成28年に出た誤りの肢です。
搬入の日:建物のエレベーターを工事に使う
積載荷重1トン以上のエレベーターは、設置届を出して、労働基準監督署長の落成検査を受けてから使います。
- 「設置報告書で足りる」(平成26年)→ 誤り。設置報告書は1トン未満のもの
- 「監理者の検査で使える」(令和7年)→ 誤り。検査するのは労働基準監督署長
完成:足場の計画にハンコは要らない
設計図書(設計図と仕様書)に指定のない仮設物は、監理者の承認の対象外で、施工者が自分の責任で決めます(令和7年・正しい肢)。
まとめ
- 総合施工計画書・工種別施工計画書は提出。実施工程表・品質計画・施工図は承諾
- 工程表の変更は、その部分の施工に先立って承諾。並行して、は誤り
- クレーンは中震以上と毎秒30m超の風の後に点検
- 1トン以上のエレベーターは、設置届と労働基準監督署長の落成検査
ネットワーク工程表を含めた14年分の分析は、施工計画と工程表の記事にまとめています。
出典
- 一級建築士試験 過去の試験問題等(学科Ⅴ・正答)|建築技術教育普及センター(平成25〜28年は、センターが当時公表した問題・正答表のPDFで確認)
- 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版|国土交通省
- クレーン等安全規則・労働安全衛生法施行令|e-Gov法令検索
この記事は公表資料をもとにした個人の学習ノートです。問題文は要約しています。正確な内容は必ず原典をご確認ください。


