【一級建築士 製図】明日が本番|前日の最終チェック:持ち物・当日の時刻・ランクIVを踏まない10か条(課題「ホテル」)
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令和8年10月11日の一級建築士・設計製図の試験(課題「ホテル」)の前夜に公開した、最終チェックの記事版です。前日は新しいことは覚えずに、最後の確認をして寝るだけにします。
動画でも解説しています。
致命傷を避ければ、上位に入れる

令和7年の採点結果では、ランクIIは1.6%しかおらず、ランクIIIとIVを合わせると63.4%でした。「あと一歩で不合格」はほとんどいません。裏を返せば、致命傷を避けるだけで上位のグループに入れます。本番は加点を狙う日ではなく、一発で終わる項目を踏まない日です。
前夜、寝るまでにやること

- 18時:最後の確認
- 19時ごろ:持ち物をカバンに入れて玄関に置く(朝に探しものをしない)
- 夕食はいつもどおり。食べ慣れないものや量の多い食事は避ける
- 21時:法令集の付箋と、時刻の区切りのメモを見て、勉強は終わり
- いつもより少し早めに布団に入る
前夜は新しい課題を解かない。試合前日のスポーツ選手が新しい技を練習しないのと同じです。1問解いてうまくいかなかったら、残るのは不安だけ。見るのは、これまで自分が描いてきた図面とメモだけで十分です。
持ち物と、持ち込めないもの
カバンに入れるもの:
- 受験票
- 法令集(2冊まで。追録・追補・訂正表の追加は可)
- 製図用具・筆記用具
- 電卓(関数機能まで。プログラム機能は不可)
- 時計
持ち込めないもの:
- メモ用紙
- トレーシングペーパー
- 点線スケール
- ドラフター
練習でいつも使っていた道具が持ち込めないものに入っていないか、前夜のうちに確かめます。携行品の扱いは、受験票と受験総合案内の記載を必ず優先してください。
当日の時刻と、6時間30分の区切り
- 10:35〜11:00:注意事項等の説明(25分)
- 11:00:試験開始。法令集のチェックは開始後
- 17:30:試験終了(6時間30分)
家を出る時刻は10時35分から逆算して決めます。法令集のチェックが試験開始後にあるので、着席してすぐ全速力とはいきません。その分も最初の30分に含めて考えます。

- 11:30まで:課題文を読んで条件を整理
- 13:30まで:エスキス
- 16:30まで:作図
- 17:10まで:計画の要点の記述
- 最後の20分:見直し
何分使ったかではなく、何時かで判断します。
撤退ルール
13時30分になったら、確かめるのは3つだけです。要求室が全部入っているか、階の指定を守っているか、法令の条件を満たしているか。3つとも満たしていればその案で確定し、直すとしても延長は最大15分まで。100点の案を探して未完成になるより、70点の案で全部描き切るほうが生き残ります。
ランクIVを踏まない10か条
これまでの3本(法令チェック・時間配分・防火区画)の要点をひとつにまとめました。
- 要求図書は全部描き切る
- 計画の要点は空けない。結論 → 理由 → 図
- 要求室・階の指定・面積は、面積表で突き合わせる
- 高さ制限は、断面図に書いて示す
- ホテルの共用廊下・階段は容積率に算入。既存棟の面積も敷地に乗る
- 別棟なら棟間の延焼ライン(1階3m・2階以上5m)
- 客室階は二以上の直通階段
- 竪穴は全階で「閉じた輪」、開口は煙で閉じる
- 客室50以上なら、車椅子使用者用客室を1%以上
- 見直しは、致命傷が大きい順
容積率とは、敷地面積に対する延べ面積の割合のことで、敷地に建てられる床面積の上限を決めるものです。

最後の20分は、要求室が全部あるか → 階の指定どおりか → 面積表と図面が合っているか → 高さ制限と延焼のおそれのある部分が示されているか → 室名や寸法の書き漏れ、の順に見ます。途中で時間切れになっても、上から見ていれば致命傷は残りません。
まとめ
- 持ち物は、前夜のうちに玄関へ
- 区切りの時刻を、メモに書く
- 新しい課題は解かない。早めに寝る
- 当日は10:35に説明開始。法令集チェックは開始後
- 70点の案で、全部描き切る
出典
この記事の時間割・時間配分・撤退ルールは筆者の目安で、公式の基準ではありません。試験の実施方法・携行品の扱いは、受験票と受験総合案内の記載を必ず優先してください。法令の数値は、手元の法令集(原典)でご確認ください。


